セミナー「経営に資する健康管理を考える」アンケートサマリーを公開します

ちょうど1週間前(9月5日)に開催したセミナー「経営に資する健康管理」にて、ご来場頂きました方々にアンケートのご協力をお願い致しました。
アンケートにご協力いただきましたみなさま、本当にありがとうございました。アンケートの目的は当日の満足度をお伺いすると同時に、課題点を把握すること。またせっかくご回答いただくのですから、きちんと次につなげて成果を出したいですよね。
ご回答頂いた方にも可能な範囲でサマリー情報をフィードバックしたいと考えました。そこでせっかくですので、単純集計になりますが当日のアンケートサマリーを公開します。ウェブ系以外の企業がアンケートサマリーを開示するのは、まだ少ない事例ではないかなと考えています。

「経営に資する健康管理を考える」アンケートサマリー

  • セミナー申し込み人数:25名
  • セミナー参加人数:20名
  • アンケート回答者:18名
  • 属性:人事関連部門担当者並びに経営者

まずオープニングトークについてのアンケート結果です。オープニングトークでは、主催の(社)日本ヘルスケア産業振興協会と、わたしたち健康人事委員会の活動趣旨についてご案内させていただきました。

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健康をベースとしつつ戦略的に組織をつくっていくことについて賛同が多くなることは、実は予測のとおりでした。続いて江口先生(北里大学医学部公衆衛生学 助教/医学博士)による基調講演についてのアンケート結果です。
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  • 大変参考になった
  • 今すぐではないが検討したい
  • 趣旨に賛同できて、参考になった
を合計すると【15/17回答】という結果(占有率:88.2%)でした。 また29.4%の方々が今後の検討を考えられていることが分かります。セミナーに参加していただく段階でテーマに「興味がある」ことは確実なのですが今回は登壇者が事業者ではなく、江口先生という大学の研究者の方による基調講演ということでアカデミック(※論理的で実験的で趣旨が一貫していると定義します)な話について人事関連部門担当者(経営者)は好むのではないか、と推察しました。

その要因のひとつは組織に対して「論理的」かつ「理論的」な説明を求められる部門である ことが影響しているのではないか、と。続きまして江口先生と宮嶋先生による 「ディスカッション:産業医と労務のコラボレーションが企業組織を強くする」についてのアンケート結果。

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  • 知りたいことがほぼカバーされていて大満足
  • 満足できるディスカッションだった

を合計すると【10/18回答】という結果(占有率:55.6%)でした。ここに更に

  • まぁまぁ参考になった
の【7回答】という回答数を加えると【17/18回答】(占有率:94.4%)と、 とても満足度が高い結果になります。

しかしここがディスカッションというプログラムの難しい所。「まぁまぁ参考になった」は「どちらかといえば‥参考になったかな…」という中間値としての回答ニュアンスも、含んでいることが想像できる曖昧な選択肢です。

  • やや消化不良。参考にならない

という回答も考慮すると、全体の47.1%の方が「参考にならない点もあったなぁ」と感じていたとかもしれない、と解釈もできます。 その理由は

  • 時間配分によるもの
  • より突っ込んだ具体例を聞きたかったという消化不良感

ということなのか、或いはそれ以外の課題なのか、ということについて仮説をたてて改善を行っていくことは今後のテーマです。いずれにせよ、数字だけではなくその裏側にあるみなさんのお気持ちを常に見ていきたいと改めて感じました。

ちなみに、ディスカッションの司会を担当いたしました弊社代表の前田は、進行が上手くできず 「お二人のご知見を引き出すことができずじまいだった…」 と反省しきりでした。さて、再び江口先生にご登壇いただき「研究会の説明:中小企業コホート研究について」のアンケート結果です。

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(94.4%)の方に興味がある回答していただき、研究趣旨に賛同するは(52.9%)の方にご回答頂きました。 「説明会参加」の意思表示は当日はなかったのは、実は事前の想像通りでした。 その理由は、「責任ある立場の方の参加が多いので、軽はずみに回答はできないという心のブレーキがかかるだろうなぁ」と当初から考えていたからです。 続いてアンケートでは 「中小企業コホート研究」参加希望企業向け説明会への参加意志はいかがでしょうかという設問になります。

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(6.3%+56.3%=62.5%)の方が参加意向あり、とご回答頂きました。 ただし「個人的には」という注釈がつくところに最も多く回答が集まっています。この点については本日のセミナー内容を組織内でぜひシェアしていただき、組織でコンセンサスを取っていただけるととても嬉しいです。 ※ちなみに「個人的には」という枕詞は、商談現場でもよく耳にする言葉ですね。

この他、健康管理や安全衛生委員会についてもご状況をお聞かせいただきました。 こちらの回答は複数回答ありとなっていますが、どの分野で取り組みが進んでいるかを知ることが、回答数のばらつきから朧げに見えてきます。
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最後にお約束の設問です。

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  • 今後も参加したい
  • 内容によっては参加を検討する
  • あまり参加する気にはならない

とチェックしやすい選択肢を用意しました。

  • 今後も参加したい
  • が一番多かったのは実は意外な結果。

    事前に想像していたのは

    • 内容によっては参加を検討する
    という最も無難な回答じゃないかと考えていました。

    この回答から、採用難やミドルマネジメント層の平均年齢が上がっていく、といった環境の変化を受けて 従業員の健康管理についても 「やるといいよね」 「でもそれは経営にどう影響を与えるのだろうか」 「因果関係が明示化されると、取り組みやすいよね」 というように、取り組みたいけれど、いきなり前のめりにはなれない、といったモヤモヤ感を 人事関連部門担当者の方々がお持ちなのではないかと推察しています。

    アンケートにご協力いただきましたみなさま、本当にありがとうございました。

    まとめてみると

    アンケートサマリーの公開をお読みいただいて、いかがでしょうか。アンケート結果全体から想起してみると 課題を解決できる(ツールではなく)仕組みをみなさんが探しているのが現実なのかもしれません。そして、どれもが決め手を欠いているのではないかと想像します。その理由は、過去事例がないからこそ、不確定な未来を判断するための材料を 集めている真っ最中だからじゃないか、という仮説をたてています。わたし達健康人事委員会自身ももちろん材料をあつめ、答えを探しています。

    引き続きセミナーを開催していくと同時に、より深い話を聞きたい、具体的なノウハウについて相談したいという方々は ぜひお問い合わせフォーム>や、ソーシャルアカウントで話しかけてみてください!「コレだ」という正解がない課題だからこそ競争ではなく、相互に協力し合い知見をシェアしあえるつながりと場づくりに、より一層取り組んで、みなさまとの会話や協力関係が、よりよい組織の未来をうみだせればと考えています。