レポート:CLUB-CHROアカデミー「CANTERA(カンテラ)」 ~第3期第7回「戦略的な採用設計とまとめ」を開催しました。

戦略人事の基礎講座「CANTERA」3期第7回目、 戦略的な採用設計とまとめ ― ホイールモデルを活用したPDCA設計 再現性を高める採用手法と優秀人材定着メソッド ―を2019年6月 20日(木)19:30~21:30にておこないました

第3期のCANTERAも、今回が最終回。いわゆる「雇用管理」はこれからどのように変化していくのか。その入口となる採用と、その後の定着・活躍のために知っておくべきこと、意識すべきことを議論しながら総仕上げの回となりました。

進化しつつある「個と組織の関係」

前半で問いかけたのは、進化しつつある「個と組織の関係」です。たとえば経営学では従来、自社の資源を使って競争優位をつくるという戦略論が語られていました。しかし近年、“必要があれば他企業の資産や知識も巻き込んで再構成しながら適応する”ことを説いた「ダイナミック・ケイパビリティ」のような考え方も、語られています。

また、企業OBの「アルムナイ」ネットワークについても、耳にする機会が増えてきました。「会社」という枠を前提にキャリアを考えるだけではなく、「社会の中でどう活躍するか」という発想で考える人が増えてきているのではないでしょうか。

その時に企業側としては、「こんな経験ができる」「こんな場を用意している」と伝えることも求められてきます。ディスカッションでは、採用説明会や内定者面談で伝えていることをテーマに、実際にやってみたことの効果・影響がどのように表れたか、各社の実践事例も共有しました。

「CHRO」が持つべき視点

後半は、企業の成長フェーズで求められる「リーンスタートアップ」を前提にした時に、「人と組織をいかにチューニングさせられるか」が問われていくことから、話が始まりました。そして「働きがいと働きやすさのKPI」をディスカッションしながら、人の定着・活躍を支援するCHROのあり方を総合的に考えました。

KPI議論では、「働きやすさとしては、安心してそこで働ける状況を確認するための制度利用率や評価の納得感なども含まれるのでは」「働きがいの方は、モチベーションやチャレンジにつながる確認ができるものだろうか」「働きやすさを整えてもエンゲージメントサーベイが下がったことがあり、課題を抱えている」といった具体的な話があがり、情報交換が進みました。

講師からは「働きがいの指数を入れて、経営会議で議論すること自体が有効なのではないか」といった話と事例をご紹介しながら、CHROの持つべき視点を改めて総括し、講座が終了しました。

最終のアンケートでは、「人事部に異動してすぐ参加して、人事のイメージががらっと変わった。各講座のテーマを社内で議論していくつもりです」「参加者同士の人間関係が構築できたのがよかった。講座ではモチベーションの源泉を改めて感じさせられた」といった声を頂きました。

人事のコミュニティとしても発展し続けるCANTERA。7月後半より、第4期も開催します。戦略人事の基礎を改めて押さえたい方、ぜひお越しください!