【レポート】経営セミナー:ビジョンの実現は組織で決まる~企業文化を創れば組織は成長する~

 会社創業からIPOまで経験した立場から。またさまざまなステージの企業の経営支援を行ってきた経験から、講師・前田徹也の経験知をおつたえていくための経営セミナー。

「こんな事象が起こっていませんか?」
「その根本にはこんな課題が潜んでいないでしょうか?」

参加者の皆さんと双方向でやりとりをおこないながら、成長する組織づくりについて尽きない話題が繰り広げられました。どんなテーマが話されているのか、セミナーの内容をちょっとご紹介します。

風土とは?文化とは?

―「まだまだ歴史が浅い会社なので、文化形成はこれからなんです。 今手を付けるのは文化づくりなのか、それとも制度づくりなのか… 識別できないでいます」
という問いから始まった、組織風土・企業文化についての話をご紹介します-

前田:
-風土は経営者に端を発する、手を加えないままの状態といえます。よくしようと手を加えることで文化が醸成されていきます。制度を入れるのも文化づくりの一つですね。でも注意すべきなのは、風土にあわない文化(制度)を入れること。そこでミスマッチが起きてしまった会社は結構あるのではないでしょうか。

 

-今の時代、外的な変数が多いのは当然でしょう。ただそこで役員陣が一枚岩になれないと、変数に左右されてしまいます。一枚岩になるための何らかのアルゴリズムも文化と言えますね。それは経営者が意識してつくりあげていく大事なポイントです。CHROのような、 役員会が機能的にまわるようにサポートする立場の人もその点を意識するとよいでしょう。役員の関係性も大きく影響します。 

経営者の視座は?

-突き詰めていくと、組織の成長の根幹は経営哲学にあります。 経営者自身も揺れ動くことがあるかもしれませんが、ビジョンの実現を目指すなかで、 経営者はどのような視座を持つべきなのでしょうか-

前田:
-「経営者が会社を私物化している」という言葉を聞くことがありますが、これは経営者が主語をコントロールできていないことの表れでしょう。経営トップといっても「経営の執行者」「創業者」「オーナー」という異なる3側面を持っています。この職務は弁別しないといけませんし、一人がすべてを兼任する必要もありません。
 
-経営執行者の持つべき主語は、「For our company」ですね。「経営」という言葉の中には、「継続」という意味が含まれています。無論、すべての会社が継続を目的にする必要はないのですが、ただし「続けるために」なのか「この時点の売上をあげるために」なのかによって、戦略が変わってきます。同じ1人の経営者でも、自分をどういう立場に置くかによって経営に対するスタンスが変わってくるかもしれません。 ボードメンバーをどう構成するか。自身のなかにゆらぎがあるなら、どうそれを補完するか。そして「会社のために」の主語でどれだけ語れるか。こうしたことが企業文化に影響し、ひいては組織の成長に影響してきます。 

セミナーのなかでも紹介されましたが、日本は世界の中でも長寿企業が多いと言われています。企業文化に支えられて進む組織成長は、外的変数に左右されすぎない強みを持つことができます。逆に企業文化が混沌としてくると、人がこぼれおち、売上がこぼれおち…ということが起こりかねません。各社のリアルな課題をうかがいながら進める本セミナー。複数回開催しますので、ご関心のある経営幹部の方は是非お越しください。

経営者限定セミナー「ビジョンの実現は組織で決まる ~企業文化を創れば組織は成長する」へ参加をご希望される方はこちらからお申し込みください。