レポート:仕事と介護の両立支援に関するシンポジウム

昨日(3月6日)、大手町サンケイプラザにて開催された仕事と介護の両立支援に関するシンポジウム―労働者が介護離職しないために―(主催:みずほ情報総研株式会社/平成25年度厚生労働省委託事業 厚生労働省委託事業 仕事と介護の両立支援事業)に参加してきました。

シンポジウムの主題は-労働者が介護離職しないために―です。第1部は東京大学大学院情報学環教授の佐藤博樹先生による「仕事と介護の両立を実現させるためには」をテーマとした基調講演でした。
東京大学大学院情報学環教授の佐藤博樹先生

案内板

印象的だったのは「介護休業は本人が介護をするために取得するためのものではなく、介護準備をするために取得するものである」という言葉です。ある企業では、既に介護準備休業という文言を使用しているケースもあるそうです。また佐藤先生の“あくまでも仕事と介護が両立できるように、会社側が環境を整えていくべきである”という主張は仰る通りでとても頷けるものでした。またこれからは全ての社員が当事者になる時代を迎えるという視点で人事制度を設計するべき、とのお考えは、とても新鮮でした。

基調講演の後、第2部は佐藤先生がファシリテーターをつとめられ、パネリストに大成建設株式会社/管理本部人事部人材いきいき推進室長:塩入徹弥様、一般社団法人日本介護支援専門員協会/常任理事:唐木美代子様のお三方によるパネルディスカッションでした。

icon-bullhorn 一般社団法人日本介護支援専門員協会/常任理事:唐木美代子様
icon-bullhorn 大成建設株式会社/管理本部人事部人材いきいき推進室長:塩入徹弥様

遠距離介護、ケアマネジャーとのコミュニケーション、利用者とご家族のニーズにお応えするサポート体制を構築するためには、等々の示唆に富む話が多く、たいへん勉強になりました。

シンポジウム会場

シンポジウム参加者は、200名を超えていたように思われ、このテーマへの関心の高さを感じたのと同時に、会社と社員とそのご家族、ケアマネージャー、介護サービス事業者間での連携とコミュニケーションがますます重要になる時代を迎えることになるという潮流を改めて感じた次第です。

(パネリストで登壇されていた大成建設株式会社の取り組みは週刊東洋経済にも掲載されています。)